教育目標

キリスト教精神に基づく全人格的教育により、
心と体が調和したのびやかな子どもを育てる。

方針

あやめ幼稚園は、創立の精神であるキリスト教の人間観に基づいて教育を行い、子どもたち一人ひとりの成長を支えています。緑の美しい山を背景に、園庭の樹齢約150年の“被爆くすの木”とアヤメの花がシンボルとなっています。

幼な子が、神と人とに愛されて、自分を好きになり、他者を愛し、命あるすべてのものと共に、心豊かな人間として、のびやかに育っていくことを願い、日々の保育をしています。

幼児期は、子どもが他者との出会いの中で、それぞれの“自分らしさ”を獲得し、人格の基礎をつくっていく大切な時です。それは、後になって補ったり付け加えたりすることのできない、かけがえのない時間です。子どもそれぞれの人格が大切にされ、「自分は受け容れられている」と感じるような環境の中で生活し、ゆったりと満たされた経験を重ねていくことを通して、一人の人として自立し、誇りをもって生きていく力がつちかわれていくのです。

また、幼稚園は子どもが初めて出会う“社会”です。共に生きていくちからを身につけるために、次のような方針で保育を行っています。

自由な遊びを中心に

心豊かにのびやかに育つためには、子ども同士の自発的な遊びが大切です。
毎日、自由にゆったりと遊ぶことができる時間を充分とっています。少人数の園としての特徴を生かし、みんなが互いを仲間として認め合えるような、家族的な雰囲気で生活します。
兄弟姉妹が少なくなっていますが、遊びを通して、異なる年齢の子どもとも関わりをもつことができます。
四季折々の変化に富んだ園庭や、各クラスを自由に往き来しながら、思う存分遊び込むことによって、心も体も満たされます。

子ども同士が、互いの個性や創造力を発揮しながら、しっかりと関わり合うなかで、信頼や思いやりの心、新しいことに取り組む意欲や勇気、あやまることやゆるすこと、そして社会的なルールなどを身につけていきます。
また自分の思うようにならない事や、うまくいかない事なども経験しながら、どうしたらいっしょにできるかを工夫したり、みんなでやりとげる喜びなどを体験します。
そのような他者との深い交わりによって、この時期にしか養えない人間的な豊かさが育まれ、子ども自身が生きる力を獲得していくのです。
これらは大人が教えることのできないものです。

保育者は、子ども自身の自主性を大切にしながら、いろいろな友達とさまざまな遊びができるよう援助し、見守ります。各クラスでは年齢にふさわしい内容で保育し、お話を聞いたり、ゲームや歌、製作などを共に楽しみ、協力し合って一つのことを成し遂げる喜びも経験できるようにしています。
自由な時間とルールを守りながら協調して過ごす時間のバランスも、大切にしています。そして、その一日をどの子も満たされた気持ちで終えることができるよう、心がけています。

早期教育に関心が高い昨今ですが、早く言葉や知識を詰め込むことよりも、言葉の基となる多様な体験を積み重ね、からだ全体で覚えることが、この時期の子どもには欠かせません。脳科学や教育心理学でもこのことが裏付けられています。

園で行う多様な行事は、子ども自身が心をはずませて待ち、良い思い出となるよう計画しています。子どもに負担となるような練習や準備はしません。また保護者も一緒に参加し楽しむプログラムや、協力していただく行事もあります。

お申し出に応じて、子育て全般についてのご相談を、個別にお受けいたします。

その他の特色として

  • 平和を願って、被爆地広島に創立された教会と幼稚園です。
    保育全般にわたって人と生き物すべての命を大切にし、「平和をつくりだす者」となるよう力を注いでいます。
  • 園庭の多くの草花や樹木が四季折々の花を咲かせ、たくさんの命がうごめき、昆虫や小鳥たちが訪れます。
    ここで出会う小さな自然と生き物たちとのふれ合いが、子どもたちの感性を豊かにし、命をいつくしむ心を育てます。
  • クリスマス、感謝祭、イースター、花の日、祝福式などのキリスト教行事や、毎日の保育で行なわれる礼拝(さんびか、お祈り、聖書のお話しなど) で、見えないものを信じる心や想像力が養われます。
  • おべんとうを持ってきます。
    各家庭の愛情が注がれたお弁当は、子どもの体にあったものを、安心して与える事ができます。
  • 障がいのある子どもを受け入れています。
    様々な違いや個性を体験的に理解し、子ども同士が助け合いながら、共に育っていきます。
  • 転入のその日からでもすぐなじめます。
    途中で転入される方の多い地域ですが、服装やかばんなどは自由で、用品もほとんど新しく購入する必要がありません。
    子どもも人なつこく、いつでも温かく迎えていますから、安心だと思います。
  • 通園バスも、おべんきょうもありません。
    保護者にとって”便利”なものは何もありませんが、子どもの本当の喜びとなるものを、園と家庭とが協力し合って、手作りで与えることを大切にします。
    すぐに成果となって現れないもの、見えない財産を子どもの内に残していきたいと思います。

保育者とクラス

約80名の園児を5名の保育者と園長で保育します。
各年齢1クラスで合計3クラスを基本にしています。異年齢の縦割りで保育する時期もあります。

保育者全員で、すべての子どものことを話し合い、その子どもにふさわしい配慮がどの保育者もできるよう、心掛けています。
子どもとの人格的な関係を築きながら、信頼感のある穏やかで安定したつながりを保っていきたいと願っています。
(園児数に応じて保育者数も変更することがあります。)

お申し出に応じて、子育て全般についてのご相談を個別にお受けいたします。

服装、かばん、用品など

服装や帽子、かばんや靴などは、全て自由です。
画一的でない服装は、遊びやすく経済的で、その子らしさを表現できます。

自分の身の回りのものに関心を持ち、与えられるのではなく、自分で選ぶことも大切です。

通園について

徒歩による通園を原則としています。
手をつないで歩きながら、語り合ったり道ばたのいろいろなものを見たりすることで、子どもとの信頼関係が深まり、体力もついてきます。

バス通園でないため、9時には全園児がそろい、皆で遊びや活動に入ることができます。
家庭の事情に応じて、自転車や自動車での通園を許可しています。

おべんとう

食生活や味覚の基礎が身につくのもこの時期です。
家庭で用意されるおべんとうは、それぞれの体に応じたものを、安心して与えることができます。
手作りのおべんとうに注がれた愛情は、子どもの心と体にとってかけがえのない「命の糧」となります。 アレルギーや体調などにも配慮できます。

園では、食べることの大切さや喜びを伝えるため、「食育」にも力を入れています。
庭やプランターで野菜を作り、料理して食べます。

※週2回おむすび弁当の給食があります(希望者の方)

保育時間

*月、火、木、金曜日(お弁当) ・・・ 9:00〜14:00(1学期)
        〜14:30(2,3学期)
*水曜日(午前) ・・・ 9:00〜11:30
※学期の初めはしばらく午前保育。

放課後の〔預かり保育〕について

保育終了後、5時までお子様をお預かりします。理由は問いません。経費は1時間あたり200円で、おやつ代を含みます。

お預かり出来ない日もあります。詳細はお尋ねください。

満3歳児入園について

4月2日以降に3才の誕生日を迎えたお子様が、年度途中に入園することができます。

3歳児クラスと合同で保育をしますが、条件等の詳細は園にお尋ね下さい。

保護者のクラブ活動

教育館2階や礼拝堂などで、コーラス・お菓子作り・卓球・木工などの各種サークル活動が、活発になされています。

これらに参加することで、保護者同士も親しくなり友達もできます。

教 会

園と併設の日本キリスト教団・広島牛田教会では、日曜礼拝、聖書を学ぶ会などの諸集会、「教会学校」(幼・小・中対象/毎日曜9:00〜)があり、どなたでも自由に出席できます。詳しくは教会案内板等をごらんください。

「日本キリスト(基督)教団」(宗教法人)は、プロテスタントの教会の集まりで、全国各地の1700余の教会が属しています。
また広島女学院など、プロテスタントのキリスト教主義学校(ミッションスクール)とも、関わりを持っています。

なお、キリスト教の名で、個別訪問や強制的な勧誘行為、チラシを配布している団体とは、当教会・園は関係ありません。