園長コラム 2016年度主題…平和をともに

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◎11月主題…共感

年主題聖句:

キリストは私たちの平和であります。

(エフェソの信徒への手紙2章14節)

11月の聖書の言葉

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

(新約・ローマの信徒への手紙12章15節)

このれはキリスト教の宣教者パウロが書いた手紙ですが、二千年前のローマ帝国の支配する世界は、身分の違いや貧富の差が著しく、徹底した格差社会でした。

そんな中、教会は人々が排除した病人や孤児などを積極的に受け入れ、世話をしたりていねいに看取ったりしたのです。神さまのもとで誰もが大切にされ、平等に人が交わることのできる場所でした。
そのはたらきによって、多くの人々から信頼を獲得し、キリスト教が広まっていったのでした。

この聖書の、人と人とが共感する心でつながるよう求める言葉は、どの時代にも通じるものです。

特に様々な社会的弱者が生まれている今日の世界で、私たちが平和に生きるために大切にすべき姿勢ではないでしょうか。

今月の聖句は、大人には難しくても、案外子どもたちは日常的に実践しているかも知れません。

誰かの喜びや悲しみ、時には怒りにも共感し、思いを通わせることは、人同士が安心できる社会を形成するために必要な姿勢です。

表に現れる成果ばかりでなく、気持ちを感じとり心を通わせるという、目に見えない人としての成長を大切にしたいですね。

秋は、食べ物も自然もとても豊かです。
調べたり、試したり、食べたりして、季節を感じとりましょう。

多種多様な命と、その移り変わりに接することは、子どもの心も体も大きくしてくれるはずです。

あやめ幼稚園「園だより」より抜粋